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くまがい歯科では技術ばかりでは無く、清潔な診療環境をつくる設備や緻密な作業のできる精密な診療機器の導入など、診療の質を高めるためにあらゆる配慮をし、徹底的な理想環境を作っています。

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​診療室

診療ユニット

当院ではドイツ シロナ(旧 シーメンス)社の最上位機種のM-1 トリートメントセンターを装備しています。

技術者からは歯科ユニットのフェラーリと評される、世界中の熱意ある歯科医師にとって羨望の高性能ユニットです。 

それに電動可動式の足置き台(ランディングスタビライザー)とウォーターピローを装備した特別仕様です。

大変に優秀な機械なのですが、2018年12月、3台のうち2台が同じシロナ社の最新ユニットに選手交代となりました。

M-1の後継機となる、同じくシロナの最上位機種” Teneo “です。

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このユニットの最大の長所は椅子の倒れ方とヘッドレストの調整のメカニズムにあります。

M-1も含めて通常の診療ユニットはシートに対してバックレストのみが倒れるのですが、Teneoは座面シートも30度ほど後下方に傾斜させる事が出来ます。 この機構の連動によりその角度分だけですがバックレストとシートの角度を変えずに倒すことができます。

これは特に高齢者や身体的障害により、仰向けに寝ることが制限される方には大変ありがたい機構です。

シロナ社のユニットには外観の似た廉価版の下位機種があるのですが、これらのメカニズムが備わっているのは最上級グレードのTeneoのみです。

又、ヘッドレストの動きも3次元的に電動で位置を調整出来ますので、体格の大きい方や円背の方には朗報です。

院長の熊谷が実際に体感して、これらは、M-1に装備していたランディングスタビライザーやウォーターピローに求めていた効果に匹敵する機能だと感心し、導入を決定しました。

バックレストだけではなく、シートも傾斜する特殊メカニズム
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オーソモーション機能を使ったポジショニングは、特に高齢の患者や体 が不自由な患者の治療に適しています。バックレストとシートの角度が 一定なので腰への負担が少なくなります。

人間工学的な患者ポジショニング
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エルゴモーション機能では、患者の背中を人間工学的に動かすため、 バックレストとシートが連動します。患者は快適に治療ポジションに 移動できます。

​様々な体格にフィットする電動調整式ヘッドレスト
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体型の異なる患者さんでも、口腔は常に同じ高さになるようにポジショニングされます。

​オートパージ・サニテーション システム

 ユニット内部の水回路を新鮮な水でクリーニングするシステムです。

これを行わないと、ユニット内部に残留した水に時間と共に細菌が繁殖してしまいます。

 

 そして、インスツルメントスプレーとうがい水への自動的・継続的な清浄剤添加、すべての水回路の強力な洗浄が行われます。

又、緊急時には上水からの給水無しでも治療が継続できるAqua機能がビルトインされています。

(海外の浄水の衛生状況が悪い地域でも安心して使用できるシロナ社の器械はそういった国々でのハイレベルな歯科クリニックで評価されています。

水道水が飲用できる日本製のユニットにはこの機能が装備されている機種は無いそうです。)

クリック☞  https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150827OYTEW52624/20150827OYTEW14493/

(外部サイトになります。)

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すべてのインスツルメントホースをサニテーションアダプタに接続して自動で洗浄します。

ハンドピース等の治療装備はM-1もTeneoも共通ですし、衛生的な環境を作るメカニズムには変わりがありませんので、1台となってしまった名機M-1にはまだまだ現役で活躍してもらいますのでランディングスタビライザーとウォーターピローの装備されたM-1を愛する患者さんはどうぞご指名下さい。

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ドイツ シーメンス社 

トリートメントセンター  M-1 

より良い診療には、より良い器械が必要です。
シロナ トリートメントセンターは、身体に合ったシートとコンピューター制御によりモーターハンドピースの回転数とトルクを1%単位でコントロール出来る、優れたユニットです。


ハンドピースには接着阻害因子であるオイルを使用しない、オイルフリーハンドピースも装備しています。

 

水は中空糸膜フィルターを介し、内部のホース内は定期的に薬液消毒しています。
薬液洗浄後の薬液排出を完璧にするために独自の改造を行ったスペシャル仕様です。

 

さらに水洗や乾燥に使用するシリンジにも独自のシステムが追加装備してあります。

 

又、診療ユニットの足元には、体重計のような目盛のついた板が据付けてあります。

これは院長の熊谷が7年の試行錯誤の上(株)ヨーゼンの協力のもと開発、特許も取得した置性圧力計付歯科診療用足底板=Landing Stabilizer(ランディングスタビライザー)です。

歯科専用CTスキャナー

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CTは、口の中を3Dの画像で映し出すX線装置の事です。立体的な画像により、埋伏歯や歯周病の検査、虫歯や歯根破折に根尖病巣、顎関節や副鼻腔炎まで正確に診断することができます。 矯正治療では歯と骨の3次元的位置関係の診断や、歯を移動させようとする部位の骨の幅の測定、治療による骨格の変化の診断等に使用します。 インプラントや骨の再生医療では、このデータを基に3Dプリンターで骨モデルを作成したり、専用ソフトによりコンピューター上で手術のシュミレーションを行う事ができ、治療や手術の安全性を大幅に高めることが出来ます。

 

安全性 現代の医療においては、診療のために放射線の使用が不可欠です。これは病気の早期発見や治療にメリットがあるからです。「放射線」や「被曝」に対しご不安をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、歯科専用CTでは、医科用CTの1/30以下の低被曝量で撮影することができます。 当院の1回のCTで照射されるX線は、飛行機で東京からニューヨークを往復する際に受ける自然放射線量より被曝量が少なく、診断用X線は放射性物質を使用しませんので体内に残留することはありません。

世界唯一のオイルフリーのモーターハンドピース   "シロピュア"

 接着の阻害因子として、油分・唾液・血液・ユージノール等が挙げられます。しかし、治療の際に使用するハンドピースのメンテナンスにはオイルを使用します。ハンドピース内部に残ったオイルは、歯を削る際に水と共に歯に直に噴射されます。
いくら乾燥した空気を作り出し、ラバーダムによる防湿をしていてもハンドピース内部よりオイルが噴射されては意味がありませんね。

メンテナンスにオイルを使用しない ドイツ・シロナ社製 ”シロピュア” なら、歯の表面に器械の残留オイルが付着することがないので安心です。
オイルフリーのハンドピースは世界中でこの製品のみなのですが、メンテナンスのトラブル(誤って1回でも他のハンドピースと混同してオイルを差してしまったら使用不能になります。)から、製造が中止となってしまいました。
でもご安心ください。くまがい歯科では、十分なストックがあります。

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ピエゾサージェリー

VarioSurg・IMPLANTOR Neo
 ピエゾサージェリーは、超音波振動で骨を削る外科用機器です。
切削部分の長さ・深さを正確にコントロールでき、切削バーのように神経や血管などの軟組織を傷つけず、安全に最小限の骨だけを切削することができます。
再生外科医療や埋伏歯の抜歯の際に活躍します。

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空気清浄機

 診療室内には空気を電解水にて除菌洗浄する業務用の大型のウィルスウォッシャーが1台、除菌電解ミスト方式の小型のウィルスウォッシャー1台、エアコン用高性能フィルター2機、プラズマイオン清浄機1台(パナソニック)、高濃度25000プラズマクラスターイオン発生機8台(シャープ)、高濃度マイナスイオン発生機1台、が配備され、ウィルス・細菌・カビ・花粉の対策を行っております。

滅菌室

ハンドピース自動洗浄滅菌機:DAC

 ドイツ・シロナ社による切削用ハンドピースの全自動洗浄・注油・滅菌機です。
ハンドピースを患者さん毎に交換している医院は極めて少ない現状ですが、一度使ったハンドピース内には驚くほどの唾液や血液が入り込みます。
くまがい歯科では当然すべて完全滅菌ですのでご安心ください。

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ウォッシャーディスインフェクター

 

ドイツ・ミーレ社の高性能歯科医療用洗浄機です。
血液は熱湯では凝固してしまうので、いきなり温湯で洗浄すると洗い流すことができなくなります。
この医療用器具洗浄器はコンピューターによる温度制御プログラムにより診療器具の洗浄を、手洗いでは困難なチューブ類の内部までしっかりと消毒レベルまで行うことが出来ます。
空気を送るノズルなど細かいものまで患者様ごとに洗浄し、使い回しはいたしません。

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クラスBオートクレーブ:Lisa

 

イタリア・W&Hステリライゼーション社のオートクレーブで、
ヨーロッパ基準(EN13060)で最も厳しい基準である医科用大型機のレベルの
高度な滅菌基準を満たすよう歯科用に開発されたものです。

真空と蒸気の注入を交互に繰り返す事により、チューブ状の内部や多孔体内部の残留空気を抜きプリオンまでの滅菌が可能です。
一口にオートクレーブと言っても性能に格差があります。 通常普及しているオートクレーブでは複雑な形状のドリルやチューブ内には蒸気が届かないため、外科処置において感染が多発しているという実態をご存知ない医療機関が多いようです。

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歯科の衛生管理についての新聞記事

 

器具を適切に交換している歯科医院は?割?!

歯科医院での院内感染対策の実態を調査し、その結果をまとめた「患者が求める医療安全院内感染対策」(泉福英信・編著ヒョーロン・パブリッシャーズ)によりますと、「患者ごとにハンドピース(歯科用ドリル)を交換しますか」という質問に対し、「必ず交換している」と答えた歯科医療機関は、約3分の1以下(2012年)しかなかったそうです。
 このアンケート調査の結果を詳しく報じた2014年5月18日付読売新聞の記事と合わせて見てみると、同年のF調査では、「患者ごとに必ず交換」との回答はわずか34%。一方、「交換していない」は17%、「時々交換」は14%、「感染症にかかっている患者の場合は交換」は35%で、計66%の歯科医院が適切に交換していません。

 

クリック  https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/35/3/35_270/_pdf  (2017年調査)

 

歯削る医療機器、半数使い回し…院内感染の恐れ (2017年07月02日 読売新聞)  


全国の歯科医療機関の半数近くが、歯を削る医療機器を患者ごとに交換せずに使い回している可能性があることが、2017年の厚生労働省研究班(代表=江草宏・東北大学歯学部教授)の調査でわかった。 
使い回しが7割弱だった5年前の調査に比べて改善したものの、院内感染のリスクが根強く残る現状が浮き彫りになった。
 調査は、ドリルを取り付ける「ハンドピース」と呼ばれる柄の部分の管理について尋ねたもの。
治療時に口に入れるため唾液や血液が付着しやすく、使い回せば細菌やウイルスを次の患者に感染させるリスクがある。
日本歯科医学会の指針は、患者ごとに機器を交換し、高温の蒸気発生装置で滅菌するよう定めている。

歯科治療・水に細菌…機器に滞留し増殖 対策不十分  (2015年8月27日 読売新聞)

 歯科治療では通常の水道水が使われているが、治療装置の維持管理などが適切に行われないと、多くの細菌に汚染された水で治療が行われる心配がある。日本歯科医学会の作業班は、昨年まとめた指針で、細菌対策として消毒液の使用を勧めているが、消毒液を注入できる装置が普及しておらず、消毒を行っている施設は一部にとどまっている。

 歯を削ったり、歯の汚れを除去したりする治療は、患者の口の中に機器から水を注入しながら行われる。この水は、治療が行われない時は、患者が座るチェアに備えられた細い管内に滞留する。時間がたつと水道水の塩素が抜け、元々存在している細菌が増え始める。細菌は集まって、バイオフィルムと呼ばれる薄い膜を管内に作り、細菌がさらに増えやすい環境を作る。

日本歯科医学会作業班の指針では、細菌の増殖を防ぐために、チェアの管に消毒液を毎日入れることを勧めている。消毒液は診療終了後に入れ、次の診療前に全部排出し、新しい水と入れ替える。ただ、こうした消毒液を注入できるチェアは販売されているものの、一部の歯科しか導入しておらず、消毒液による対策は普及していない。

 国内のある歯科医療機関のチェアの水を調べたら、1ミリ・リットル中に3800個もの細菌が存在していた。水道法の水質基準では、細菌数が1ミリ・リットル当たり100個以下と定められており、基準を上回る。たまっていた水を排出したら、細菌数は4個に減り、水道法の水質基準を満たした。

 

クリック https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150827-OYTEW52624/20150827-OYTEW14493/

くまがい歯科では衛生環境のためにあらゆる努力をしています。

​上記で指摘されているようなご心配は全くありません。

スタッフは歯科感染管理者の資格を保持しています。

くまがい歯科には

なぜ機械室が2つもあるの?

 くまがい歯科には入口付近にコンプレッサー室、そして一番奥よりの防音室にバキューム室と、距離の離れた場所に2つの機械室があります。 これは院長の熊谷が特にこだわった自慢の設備です。

診療室で歯の乾燥や洗浄に使用するエアーはコンプレッサーにより供給され、治療の際のお口の中の水や唾液や血液はバキュームモーターで吸い取る仕組みです。
一般的な歯科医院では1つの機械室にコンプレッサーとバキュームモーターが納まっています。
バキューム装置では液体と一緒に空気も吸い取りますので、分離器により液体と気体に分離し、液体は下水に排水し気体は排気しますが、当然患者さんの細菌やウィルスなどが含まれてる汚染された気体です。掃除機の排気と同じですね。
これらの機械が1つの部屋にあれば細菌やウィルスなどが患者さん相互や室内に循環してしまうという不衛生極まりない環境となってしまいます。
排気フィルターを使用している医院も多いと思いますが、能力的に完璧とは言えないかもしれませんし、気づかぬうちにパイプのジョイントやフィルターにトラブルが生じてリークしてしまうかもしれません。
 そこで機械室を分離し、コンプレッサーの吸気エアーとバキュームの排気エアーが全くリークしない様に機械室を2つ作った訳です。
コンプレッサールームではオイルフリー (接着に油分は大敵) のコンプレッサーで圧縮した空気を、歯科用では流通していない半導体工場で使用されている外気温80℃の環境でも対応する高性能のエアードライヤーで水抜きをし 、0.001ミクロン以上の粒子を100%除去するドミニクハンターなどの3つのフィルターで清浄しております。 
患者さんの口腔内から吸引された汚染した空気はバキュームルームから屋外へ排出され、極めて神経質とも言えるシステムにより室内や患者さんには常に清浄な空気のみが供給されるようになっています。

​これらのシステムについては設備業者から提案されることは全くありませんので、理想的な医療のためには医療知識と技術のみならずあらゆる設備環境に対しても専門外と決めつけずに研究し業者任せにはしないというのが院長の信条です。

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