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歯科技工物について

優秀かつ誠実な歯科技工士とのチームワーク

歯科技工士も医師同様、能力・熱意において相当の格差がございます。

昨今の歯科医療の厳しい現実は歯科衛生士や歯科技工士の待遇に直結しており、両者ともに離職率の高い状況が慢性的に続いております。
歯科技工士では25歳未満で79%、25~29歳で75%の離職率(2007厚生労働省)と、歯科医療業会の過酷な現状には歯止めが無くなっているようです。
もはや日本で優秀な歯科衛生士や技工士を確保することは、東京の夜空に星座を探すくらい難しくなってしまいました。

そんな状況の中で、私の要求する歯科技工物は彼らの通常要求される仕事と比べて、あまりにも技術と手間のかかるものです。
例えば先に御紹介したランディングスタビライザーの研究により、立位時に足底から圧力がかかった時と寝て足底に圧がかからない場合では上顎の幅径が変化することが判れば、それに対応し形態変化する義歯やブリッジ(架橋義歯)の開発までもしてまいりました。

組織の生理性を考慮して蓄熱性や比重を計算した修復物を設計・製作するなど、およそ一般的ではない私の特殊な要求に応えることのできる優秀かつ熱意のある歯科技工士は極めて限定されます。
又、治療のシステムが複雑で緻密になりますと、1人の技工士がすべてを網羅する事は出来ませんのでそれぞれの分野に卓越した優秀な人材を確保しなければなりません。

特に、私の求める咬合や歯冠形態は患者さん個々の緻密な解析のもとに決定されるため、どんなに優秀な歯科技工士であってもそれを言葉で伝えることは不可能ですので、私がすべての作業工程を逐一チェックし必要に応じて修正を加えて完成させてまいります。

​完成前にWaxの状態で、必ず院長が確認。 必要があればこのように修正をします。
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