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インプラントのメンテナンスについて
インプラント治療を受けられた方の主なチェック項目
1. 骨とフィクスチャーのインテグレーション状態と辺縁骨に吸収が生じていないかをチェック
2. フィクスチャーとアバットメント・上部構造のスクリューの緩みチェック
以上の2つはX線写真とコンピューター測定器、触診にて行います。
3. 咬合チェック
咬み合わせた状態、下顎の前方・側方運動時の咬合接触状態を確認して、必要に応じて咬合調整を行います。
4. 歯ブラシによるメンテナンスが適切に行われているかをチェック
歯科衛生士が担当します。
スクリューの緩みは放置すると、フィクスチャーやスクリュー等の破損につながります。
それ以外にも、緩んだ接合部の汚染により歯周組織が感染して骨吸収が生じたり、上部構造歯の位置がずれて隣接歯や対合歯が破損する可能性もあります。
また、咬合チェックも重要です。
天然歯、金属、セラミック、ジルコニア等が混在している場合、それぞれ摩耗度が異なります。 特にインプラントの上部構造に多用されるセラミックやジルコニアは摩耗しにくいため、何年もするとそこだけ咬合接触が強くなり、揺さぶり力が働いて、骨に悪い影響が出るケースがあります。
常に咬合バランスを整えておく事が大切です。
インプラント部の予後に関わる一番のトラブルは辺縁骨の吸収です。
初期の骨吸収は自覚症状が出ませんので、半年から1年毎にこれらのチェックやメンテナンスを受けられる様お勧めします。
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