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より高い接着技術のための手順

より高度な接着技術では歯と人工物をくっつける以前に、接着樹脂が歯質に浸透して酸や細菌の侵入を防ぐ人工エナメル質として残存歯質を保護することをめざします。

そのためには接着する前段階として歯牙や人工物を適切な状態に処理する必要があります。
もし、その処理面が針の先ほどの唾液や歯肉からの血液に汚染されただけでも目的は達成されません。 

口の中であふれ続ける唾液や、動き回る舌や、時には強固に緊張する唇や頬の筋肉を押さえながらそれらの処理を完璧にこなすことは容易ではありません。
技術的な熟練はもとより様々なテクニックを駆使し、最高レベルの接着を実現させていきます。

チェアサイド・ラボサイド同時進行で

詰め物・被せ物はその部位の咬合力や審美性を加味し、その都度最適な素材で作製します。
素材により必要な処理が違いますので、チェアサイド・ラボサイド同時進行で作業を進めます。
チェアサイドではさらにドクターサイドとアシストサイドで手際よく処置を行っていきます。
接着過程におけるそれぞれの処理時間は厳密で、タイマーをセットしながら複雑な工程をこなしていきます。 

ラボサイド

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金合金の接着面処理

セラミックス(e-max)の接着面処理

チェアサイド

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ラボサイドで内面処理を進めている間、チェアサイドでは患者さんの口腔内で準備を整えていきます。
ラバーダムや圧排糸など様々な道具とテクニックを駆使し、歯牙が唾液や血液に汚染されないように細心の注意を払いながら歯牙の表面の処理をします。
メタル、セラミックス、ジルコニアなど素材により接着剤の種類や処理方法が異なるため、異素材を同日にセットするケースではそれぞれ分けて接着をします。

スーパーボンドでの接着工程 (主に金属の接着に使用)

バリオリンクでの接着(主にセラミックス・ジルコニア・ハイブリッドセラミックス等の接着に使用)

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