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不正成長の種類いろいろ その3

顔の形は生まれつき? 不正成長の種類いろいろ その3 出っ歯編

歯性(しせい)の出っ歯は指しゃぶりや口呼吸の人に見られる。 
歯並び治療で歯を動かすために必要な力はわずか20グラム程度だって知ってた?
ちなみに舌が歯を外に押す力はなんと500グラム。その反対に歯を中に引っ込める唇の力が300グラム。(口がうっすら開いていたらほとんど0だね!)
だから、口呼吸してたり、唇のしまりが悪ければ歯が出てくるのは理屈にかなっているわけだ。
年とってから虫歯や歯周病等で奥歯が無くなったり、かみ合わせが低くなる+口呼吸習慣によって気が付いたら出っ歯になるケースも多いんだ。
口のしまりの悪い人で歯並びの良い人は100%いません。歯並びを治療してどんなにきれいになっても、このクセ直さないと又、ガタガタになるよ。

骨格性 アングル2級1類 のケースは幼児期に「歯性」から始まり「骨格性(こっかくせい)」となっていく。
乳歯だとわかりにくいけれど、永久歯が出てくるに従って目立ってくるんだ。
口のしまりが悪い=顔のしまりも悪くなり、顔の骨格が前へ成長できなくなる。 良く噛まない人や、無表情=笑顔の少ない人はより悪化するよ。
これらは顎の幅が狭くて、目から鼻にかけての骨格が引っ込んでいる。そして、鼻の通りが悪くて口呼吸をしているのが特徴。

骨格性 アングル2級1類 のケースは、ガンバリ屋さんに多い。
口のしまりも良く鼻呼吸をしているけど、歩数が少なく(=下アゴが前に出る運動が少ないので上の前歯がおおいかぶさってきてしまう。)、
お家で下向き姿勢で本を読んだり、顔を紙に近づけて字を書いたりする習慣がある。
机といすの高さを調整して下向き姿勢にならないようにしてね。 
本は立てて読むようにしよう。 

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)については上下の骨格の前方成長が悪いために、歯が舌に押されて傾斜して飛び出している場合などがあるかな。
日本人には少ないけれど人種や遺伝的なもので、不正ではない場合もあるが、見かけの好みで治療する人もいるようだね。

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