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不正成長の種類いろいろ 

その4 反対咬合編

反対咬合というのは上下の歯が前後で反対になっているかみ合わせの事。受け口とも言われているね。
不正成長の種類いろいろ その1で紹介したアングルの分類でいうと、クラスⅢ。

これには
・歯のはえている骨格の形態の異常や成長不良によるもの・・・骨格性
・歯のはえ方によるもの・・・歯性 
があります。その両方の場合もあるよ。

他にも、下の前歯が後ろに傾斜しているために一見かみ合わせが正常に見える骨格性下顎前突のケース。 
逆に、上の前歯が後ろに傾斜しているために、深くかみ合わせるにつれて下あごが前にすべり出てしまう歯性反対咬合のケース。 
左右の片方だけや一部の歯だけが反対咬合とかいうケース…など様々なバリエーションがあるんだ。
だから、単純に前歯のかみ合わせだけで判断することはできないね。

歯性の反対咬合の治療は比較的しやすい。

しかし、骨格性の反対咬合は、治療が難しい。

歯性の反対咬合と同じように歯の傾きだけの治療するとこんな感じに
・・・かなり無理があるピョン。

骨格の異常だから、外科手術で引っ込めるケースも少なくないピョン。 でもそこまでやっても後戻りする場合もあるそうな。
・・・原因がなおっていないからかな?

骨格性だからって下のアゴが前にでていると決め付けないで!実際には上のアゴが引っ込んでいる場合がほとんど。
こんなふうに上アゴの骨格を前に成長させることができたら理想だけど、6才位までには治療をはじめないと・・・

反対咬合に限らず、不正咬合の治療をするときには、その原因を理解して治療の計画を立てることが大切!
原因には大きく分けて、遺伝と、後天的=生活習慣的な要素がある。

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