昨年、一昨年と世界中がコロナに翻弄され続けてきました。
幸い、当院スタッフは一人も感染する事無く無事に新年を迎えることが出来ました。
徹底的な感染対策により、スタッフ全員インフルエンザはもとより風邪一つひかずに済み、却って身体的には健康な一年でした。
日本国内では一見終息に向かっているように見えましたが、年末から感染者が徐々に増加してきています。
先行きの事は判りませんので、気を緩めず本年も感染対策に力を入れて診療業務を遂行していく所存です。
患者の皆様におかれましても引き続きご協力お願い申し上げます。
さて、昨年の新年のご挨拶でも書きましたが、読書やスマホ、ゲーム、裁縫、PC作業等での長時間の下向き姿勢がもたらすTCH(無意識の噛み締め)によると思われる顎関節症・歯の異常摩耗・ひび割れ・歯槽骨吸収等を生じる患者さんが一向に減りません。
これらの噛み締めは意識では予防する事は出来ません。
あらためて今一度、下記のリンクをご参考にしてください。
無意識でも上下の歯が接触を始める以上の下向き角度とならないように、机や椅子、モニターの高さや角度の調整、書見台の使用などの作業環境改善のみが有効となります。
具体的な対策法の一例です。
1. まず水平目線からリラックス状態で目を閉じて、唇を閉じても上下の歯は接触しないことを確認してください。
2. 次にゆっくりと顔を下向きにしていきます。
するとある角度から上下の歯が接触します。
(平均的には30度位からです。
その時点から下の顎には4Kg以上ある頭の重量が徐々にのしかかってきます。
それはおよそボーリングの球程の重量です。
筋肉の力で噛み締めているわけではないので自覚はありませんが、歯や顎関節には多大な力がかかり続けます。)
3. 上下の歯が接触したらその位置で目を開けてください。
4. そしてその目線より上にスマホやPCモニターや書籍等が自然と来るように環境設定します。
このように意識しなくても自然とその目線となる環境場の設定のみが有効です。
意識で予防することは出来ません。
思い当たる方は、ぜひ実行してみてください。
新年は1月6日より診療開始です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
くまがい歯科 院長
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